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原田積善会について

公益財団法人原田積善会は、大正9年(1920年)7月、多年にわたり財界で活躍してきた原田二郎が「天下の富は一家の私すべきものではない」との信念から社会福祉に貢献すべく自己の全財産を投入して創設した財団です。それから約100年、助成事業を福祉分野、学芸・科学分野、災害支援、地方創生の4つを柱に継続して幅広く行っています。
なお新公益法人制度の施行に伴い、平成23年(2011年)1月からは公益財団法人として新しいスタートを切っております。

公益財団法人原田積善会

〒158-0082
東京都世田谷区等々力3-33-3

TEL03-3701-0425
FAX03-3701-2111

代表者からのメッセージ

(公財)原田積善会
理事長 稲垣 裕志

次の100年に残る助成財団へ

原田積善会は1920年(大正9年)に三重県松阪市出身の財界人原田二郎により創設されました。本年(2020年)は創設100周年に当たります。原田二郎は、大阪鴻池財閥を再建させるなど実業家として東京や大阪で活躍し財を成したのち、晩年全財産をもって当財団を創設しました。皆さんは、朝ドラ「あさが来た」はご覧になりましたか。主人公広岡浅子(本名)は京都三井家の生まれで大阪の両替商加島屋に嫁ぐと家業を発展させ、大同生命を創設する一方、日本女子大を創設する社会事業家でもありました。二人は同い年の生まれ、同じ時期に大阪で金融業を立て直し、やがて社会事業に貢献しました。明治維新以降に国家が発展する中、生じた社会の歪みやセーフティネットの不足を見過ごすことができなかったのでしょう。

現在はどうでしょうか。豊かになった社会ですが、格差拡大による子どもの貧困や貧困の連鎖、相次ぐ児童虐待の発生といった社会的課題は山積しています。国の借金が積みあがる中、こういった課題への財政的支援の増加は望めません。今こそ民間による共助が求められており、またその実現に創意工夫が必要になっていると思います。

当会は助成団体として規模は決して大きくはありませんので、行政と民間の狭間にあるニッチなニーズを捉えて、スピードと柔軟性をもって、様々な実行団体への資金支援を行うよう努力しています。長年培った既往助成先のネットワークや社会福祉協議会や共同募金会からのご紹介に加え、近年はホームページ経由で直接の助成要請も多く寄せられます。また、当会は資金の原資が創始者の寄附財産の運用により賄われておりますから、今後は資金調達の多様化も課題と認識しております。

本年は当会が新法で公益法人になって10年目の節目でもあります。この間様々な場所で議論されてきた公益3原則の制約や、寄附税制の問題などが緩和されることを望みます。そして何より私どもが時代に即した助成に努めることで、次の100年に残る助成財団になりたいと考えております。


  • (H22 市民劇団による原田二郎物語)

  • (S.5寄贈 明治神宮外苑プール)

沿革

1849K.2
原田二郎が伊勢松阪で出生
1920T.9
原田積善会創設(本部は麻布市兵衛町)
1922T.11
帝国学士院への継続寄附開始
1930S.5
原田二郎永眠
1930S.5
神宮外苑プール建設費を寄附
1934S.9
癌研究会病院の開設にあたって寄附
1935S.10
岡田首相を迎え本会15周年祝賀会
1935S.10
米国製救急車を寄贈し救急隊発足
1935S.10
興望館など児童福祉施設への助成開始
1936S.11
養老施設浴風園などへの助成開始
1937S.12
助成先は41府県に
1939S.14
日米学生会議への助成開始
1939S.14
イタリア文化会館建設費を寄附
1940S.15
この年の寄附額は現在価値で36億円とピークに
1944S.19
正味財産は500億円に達する
1945S.20
戦時に世田谷等々力に分室を開設
1946S.21
東大寺の施薬院・整肢園への助成開始
1947S.22
共同募金発足にあたり準備資金を助成
1951S.26
高松宮殿下が等々力の本部ご訪問
1953S.28
児童福祉施設至誠学舎への継続助成開始(S.13)
1959S.34
大阪水上隣保館など福祉施設へ助成
1960S.35
麻布市兵衛町から等々力に本部を移転
1967S.42
日本学士院に新たな助成を開始
1967S.42
児童福祉施設茅ヶ崎学園への助成
1970S.45
斎藤厚生大臣出席の50周年祝賀会
1971S.46
灘尾全社協会長主催の本会に感謝する会開催
1976S.51
いのちの電話への助成開始
1984S.59
東京ヘレンケラー協会への助成開始
1991H.3
児童養護施設錦華学院への継続助成開始(S.9)
1999H.11
東京都社協児童部会の児童海外研修に助成開始
2000H.12
創設80周年の記念午餐会
2006H.18
東京消防庁玉川署への継続助成開始
2007H.19
野口英世アフリカ基金への助成開始
2007H.20
原田二郎旧宅を松阪市に文化財として寄贈
2008H.21
全国社会福祉協議会100周年で感謝状受領
2010H.22
NPO大正浪漫一座「原田二郎物語」が松阪・東京で上演
2011H.23
公益法人新法で公益財団法人として再出発
2020R.2
松阪市が本会寄贈の奨学金を「原田二郎奨学金」に
2020R.2
100周年記念で松阪市の外国児童などに情報機器寄贈

原田積善会100年史


100周年記念助成として、東京消防庁玉川消防署に寄附予定

当会創立100周年記念の財団史が2020年11月刊行予定です。100年の長きにわたる財団の歴史の経過が、我が国のフィランソロピー史の変遷とともにおわかりいただけます。2020年、公益新法10年目を迎え、会の歴史に新しいぺージを開くにあたり今後、時代の要請に応える道を歩んでまいります。

役員・オフィサー

理事

代表理事・理事長
稲垣裕志(前専務理事、元(独)国立病院機構理事、元あおぞら銀行取締役専務執行役員)
常務理事
戸田章子(前業務執行理事、元MSD㈱会議通訳)
業務執行理事
世古潤壹良(元㈱ディーエム情報システム社長、元三菱信託銀行取締役)
理事(非常勤)
尾崎行正(弁護士、第一東京弁護士会副会長)
理事
清野征逸(前事務局長、元日本債券信用銀行庶務部長)

相談役

篠塚 豊(前理事長、元㈱日建設計専務取締役、元日本銀行人事局長)

職員

事務局長代理
中村禮子
事務局長代理
伏間敏枝
主任
松本康子

監事(非常勤)

大武健一郎(ベトナム簿記普及推進協議会理事長、元国税庁長官)

評議員

評議員(非常勤)

杉崎 重光(会長)
(ゴールドマン・サックス証券(株)副会長、元IMF副専務理事)
椎橋 敏
(前東京証券取引所グループ取締役監査委員会委員長、元日本銀行文書局長)
筒井 寛昭
(東大寺長老、前別当)
東郷 重興
(東日本学園理事長、元日本債券信用銀行頭取、元日本銀行国際局長)
戸田 千秋
(第一生命保険(株)代理店営業第一部副部長)
永田 俊一
(三菱UFJ信託銀行信託博物館館長、元楽天銀行㈱会長、元預金保険機構理事長)
樋爪龍太郎
(元武蔵野銀行副頭取、元大宮商工会議所会頭、元日本銀行業務管理局長)
本澤 実 
(共生投資顧問㈱社長、埼玉学園大学大学院客員教授、経済学博士)
湯本 雅士 
(衆議院調査局客員調査員、前杏林大学総合政策学部教授、元日本銀行人事局長)