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助成事業とは

私どもは福祉分野、教育・科学の分野で助成事業をおこなっています。助成とは、例えば福祉の分野で福祉の事業を行っている団体に、資金的援助を行うことをいいます。

私どもの助成は全国に広がります。当財団は設立当初からオフィスのある東京周辺だけでなく、社会福祉協議会や共同募金会からの紹介なども得て全国ベースで活動を行っています。

助成事業について、以下の重点助成分野(社会福祉分野)を設けております。

重点助成分野

対象分野において意義のある活動を行っている事業体(個人・法人を問わず)であるが、資金集めや組織基盤作りの点で認知度の低い団体等に支援の光を照ててまいります。

経済格差と社会的孤立に苦しむこども・若者、
及び重い病気を抱えたこどもとその家族に焦点を当て、
公的な援助が届かない狭間(ニッチ)の分野に助成を行います。(全国)

  • 社会的な困難を抱えた若者への支援(児童養護分野)
  • 経済的困難による教育格差に対応する支援
  • 障がいを持つ若者への支援
  • 重い病気を抱えたこどもとその家族への支援
  • DV・貧困などから避難する若者への支援
  • 松阪市およびその周辺地区での文化・市民活動
  • こどもの居場所やこども食堂およびヤングケアラー対策

社会福祉分野への助成

児童など若者や障がい者を含む社会的弱者への支援を行う福祉の分野は、毎年、私どもの助成の60-70%をしめる柱です。社会福祉においては、格差拡大によるこどもの貧困や貧困の連鎖、相次ぐ児童虐待の発生といった社会的な課題が山積しています。これらの分野で活動する実行団体を積極的に支援しています。
主たる助成先は、児童養護施設(興望館、至誠学舎、マハヤナ学園など)、障がい者支援団体(日本点字図書館、東京ヘレンケラー協会、多くのNPO団体など)、いのちの電話などの自殺防止・虐待防止活動、医療的ケアを必要とするこども向けレスパイトやこどもホスピスの運営団体など幅広い先にわたっています。また、児童養護施設の児童の海外・国内研修旅行(テレビ朝日福祉事業団、東京都社会福祉協会児童部会など)、自立支援のための奨学金提供(朝日新聞福祉事業団など)にも助成を行っています。 


  • S9より助成 錦華学院の子どもたち

  • S11 興望館に診療所の開設費を助成

教育・科学分野への助成

私どもは、戦前から日本学士院への助成を継続しています。また、本会が米国製救急車を寄贈したことで我が国の救急事業がスタートしたことも誇りとしており、現在も東京消防庁(玉川消防署)にAEDなどの救命機器を毎年寄贈しております。その他、野口英世アフリカ基金(内閣府所管)や日本パスツール協会など医療関係、ヤングアメリカンなど若者育成のための活動も支援しています。


  • S10 寄贈 米国製救急車

災害支援

毎年のように発生する地震・水害などの災害については、朝日新聞社、毎日新聞社、公益法人協会、地域のコミュニティ財団などを通じて支援に務めています。

地域創生・松阪市への支援

私どもの創設者・原田二郎の生地である三重県松阪市では、市に寄贈した原田の旧宅が文化財になっています。私ども所有の資料なども提供し、松阪歴史文化舎による企画展が開催されます。松阪市は高校生に向けて原田二郎奨学金(私どもが原資を提供)を運営しています。また、松阪市を桜の街にすべく2007年より毎年累計千本以上の植樹を進めてきました。松阪市の各種町おこしや文化活動(子どもオーケストラ、街歩きプロジェクト、松阪三珍花など)の支援も行っています。

助成のお申込み

私どもの助成は広く公募を前提としており、お申込みは随時受付けております。限られた資金を有効なところに振り向けるために、
既往の助成先からのご紹介や、全国の社会福祉協議会、共同募金会からの推薦を頂く場合があります。
ご応募頂いた内容については、アドバイザーなどの知見を踏まえて選考委員会にて助成の決定を行います。

実施させて頂いた助成については、所定の方法で事後報告をお願いしております。